インフラエンジニアに成る

しゃべるインフラエンジニア。

2009年05月

何ブームかといえば不景気ブームか。

不景気ということもあってIT業界においても
正社員という比較すれば安定?したポジションにない限りでは
契約を続行しないとか派遣としての仕事なくなりとか
いった立場で職を失うこともしばしば。
また、正社員であったとしても転職しよう!と思い立って
IT業界で職を探すわけですが
それでも厳しいのが最近の人材市場です。

これには、どうしようもない世界経済の衰退ってものがあって
その流れに逆らってもどうしようもないという現実があります。
国が次々と政策を打ち出したところで
株のような指標に一時的な回復はあるでしょうが
実体経済がよくならない限りはどうしようもいわけです。
固定費の代表格である人件費を一番削りたいのが
企業の思惑なわけですから自然と人きりへと加速します。

ITがいくら他の業界より世界経済の影響が少なめといっても
働いている企業が株式を公開している限りは
その影響をもろに受けるわけですよね。
SI業界なりソフトウェア業界なりネットワーク業界なり
なんでもいいですが、
その企業が赤字になればどこかしらお金が必要なわけで
余計なところとか費用がかかるところには
お金をかけたくてもかけれないわけです。

そして、今そのあおりを直接受けているのが2009年3月。
この年が契約社員であれば契約更新音節目なわけで、
翌年分を更新できなければ職を失うわけです。
派遣社員も似たり寄ったりです。
短期の派遣がこの月に直撃すれば
その会社以外の会社を探さなければいけなくなります。

こうなると、需要と供給のバランスがかたよるわけですよね。
人があふれてもその人を欲しいと思う企業があまりいなくなる。
そして、需要以上に供給過多が
現在の市場が抱える問題なのは明白です。
そんな中で職を探すというのは非常にリスクが高いわけですよね。
また、通常どおり正社員でいつつや、
契約切られていないけどもっといい職をと
普通に転職先を探している人がいるわけです。

といったあたりからタイトルに話を戻しますと
なぜか私宛に転職相談がくるわけなんですよ。
もちろん、ネット経由で。
あと、OFF会したりとか。
会社辞めたとか契約切られたとかここ最近立て続けにです。
その方々からお話を聞くと
やはり、ITそれもネットワーク業界といえでも
市場は冷えているんだなーということを感じます。
まあ、先ほどのとおりで採用する側は通常通りの対応で
IT業界で働こう!と思っている人の供給過多による影響
なんだろーとは思いますが。

IT系のネットワーク業界だと初心者OKという職もありますよね。
たとえば、運用監視なんかがそうです。
そして、資格というか定番のCCNAをもっていればOKってやつ。
あー、でもこれは今はどうなんでしょうか?
で、そういう人は今たくさんいるわけです。
その人たちと勝負するときどうするか?っていう考え方が
必要なわけですよね。
加えてそれ以上!More!More!という人材を
企業は求めているので職を探す側はなおさら大変。
ダメなほうに循環していって今それがピークなんでしょう。
ちょっと前ならここまで考えなくても需要と供給の関係は
安定していたわけですから。
今後は、どうなるかってのももちろんわかりません。
もっというと、正社員だから安定とも限りません。
だって、IT業界だぜとここでは一言残しておきます。

対策としてはこうなる前に手を打つになるんでしょうが、
そうなってしまったらそれはそれでしょうがないので
自己分析と企業へのアピールがいかにできるかを
丁寧に考えるしかないでしょうね。
書類面でクリアーできればあとは面接なわけですが、
面接官というプロを相手にするならとにかく
"なぜ?"という質問に対する答えという準備が必要です。
むしろ、それさえできればなんら問題ないような気がします。

なぜ、この会社を選んだの?
なぜ、IT業界で働こうと思ったの?
なぜ、ネットワークという職を選んだの?
なぜ、このIT資格をとったの?

といってもまあ、私は転職のプロでもなんでもないので
一意見として参考程度にってやつですね。
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特に書くこともねー。

ひさびさなのでとりえず、描いてみようと筆をとったというか
キーボードをたたいてみたわけですカタカタ。

ネットワークネタを書けばいいじゃん?とか思うわけですが、
最近、自分の心境としてネットワーク業界の
どの立場でやってこうかともんもんとしてしまって筆が進まんわけです。

まず、このまま今の会社にいて3年たったらどうだ?
って考えたときにうーん違うなーという違和感があるんですよね。
じゃあ、転職するか?って安易な発想を頭の中で考えても
それもどうかなーってなっているわけで。
そういった考えが昨日今日じゃなくて、1年前ぐらいからあるんですよね。
それのせいなのか、最近のネットワーク記事ふりかえっても
業界悲観な意見ばかりであれまーって感じです。

で、行動が停止状態なんですよねー。
勉強するぞ!っていう気合にはまずならないですね。
逆境で何かをってわけでもない。
これ以上悪くはならんだろといわれた景気のごとく
落ち込む自身のやる気景気。
まあ、こういうこともあるから仕方なしの気持ちで
わりきってはいます。

ただ、このままでは絶対いかんなとは思う。
で、動かないとなーっていっていたとおり
見苦しくない程度にじたばたしております。

最低限、興味があることややりたい!って思ったことを
やって日々すごそうとすると本ばっかり読んでしまいますね。

ってことを考えてしまっているもんだから
ブログ描くぞ!と思ってモニタの前でかまえるも
そのまま固まってしまいますね。

とくにオチもなくこのへんで。
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ネットワーク業界ならSIが技術意識をもってやれって感じ。


プログラマの「本懐」 ~アーキテクトという選択
山本啓二
日経BP出版センター
売り上げランキング: 50607
おすすめ度の平均: 4.0
4 プロマネ以外のキャリアパス♪
5 アーキテクトという職業の魅力を紹介してくれる本
3 本書を言い訳に使うのははだめだと思う
5 エンジニアの未来
4 アーキテクトという選択も悪くない



プログラムにおけるアーキテクトは
要求定義から基本設計に入る段階で
あらかじめ詳細な部分におとしこめる人のことを指す。
つまり、何をつくるか?という大まかな段階から
詳細な部分へ落とし込むことができる人じゃないとやれない。
これは、設計のみのSEやプログラムOnlyの人にはできなくて、
その両方を知っている技術のスペシャリストがやる作業。
というような定義で語られているのが本書。

自分が読む際にはネットワークにあてはめて考えてみた。

ここでいうネットワーク用のアーキテクトの定義は
 詳細設計する際にどの機器を使えばよくて
 どのプロトコルを使えば実現できるか
 という技術的な視点と意識があってかつ提案できる人
としておこうか。

ネットワークの上流下流の工程だと
基本ウォーターフォール型でプロジェクトが進む。
お金の問題もあるので作り始める前に
要求定義と基本設計を確定しておかなければならない。
現実はそこまでビシッと決めうちで提案できるのかは疑問だけど
詳細設計を気にして、このネットワーク機材がいるからとか
このソフトライセンスが必要とかといった理由で
入札なり納品なりを気にした決定をはじめにしなければならない。
この段階である程度選択肢がせばまってしまう。
すでにこの時点で問題じゃないだろうか。

この状態では、たとえアーキテクトという立場の人がいたとしても
必要以上に設計をいじくることができないような気がする。
なぜなら、仕様が非技術的な人の視点ですでに決定されていて
そこに技術視点を挟む余地がないからだ。
いや、ほんとその余地ないと思うよ。

だから、提案する段階でSI(システムインテグレーター)が
詳細な技術を理解しておかないと
アーキテクトという考え方は成り立たないんじゃないだろうか。
構築する側の人間はプログラマと同じ立場で
決まった仕様にたいして忠実に従うだけだし、そうでないと困る。
であれば、設計書を書くという立場のSIがやるのが理想だ。

ただ、その形でやるから何かと問題があるということで
SIにつく形でアーキテクトが必要というのが本来の話。
その視点で考えてみる。

ウォーターウォール型だからダメだとする。
でも、そうなるとどの段階でお金ももらえるかとなると難しい。
プログラムならXPやプロトタイプといった
非ウォーターフォール型の開発手法が存在する。
が、ネットワークのSIにおいては他にない。
機能を確認するのにネットワーク機器が必要だから
といって先に用意することはできないので
マニュアル上で実現できると考えるしかない。
ただ、これならそれほど技術視点はいらない。

お金にからまない構築者以下は論外。
構築・運用・監視が本来の設計に影響を与えるはずが
立場上そこから設計の話につながるかは疑問が残る。

プログラムほど複雑でないからかなあ。
別職種としてネットワークのアーキテクトを用意するより
SIがそこまでできるような人になればいい気がしてきた。
多少の構築経験があれば理想のSIとしてやっていけるのかなー。
でも、その多少の構築経験をもって設計
ということをやっている人がそもそも少ないようにも思う。

結局、アーキテクトなる人がいなくても
SIで成り立っちゃうのさの結論になってしまった。
とういか、SIならそこまで出来て欲しい。
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