インフラエンジニアに成る

しゃべるインフラエンジニア。

2007年09月

検証用のDNSサーバを構築中。

ローカルで構築するだけならまわりに迷惑をかけることは
そうないので気楽に構築中。
とはいっても、一応サーバ機能を持たせる機器を触るときは
ちょっとした注意は必要。

たまにどこぞの誰かが検証用のDHCPサーバを構築して
社内につなげてしまって皆ネットにつなげない事態になる
なんてこともたまにおきる。
だから、それなりに気をつけて構築はする。

今回はDNS。
めちゃくちゃひさしぶりのサーバ操作。
named.confやzoneファイルなどまともに仕事でさわるのは
今回がはじめてかもなあ。

まともにDNSサーバを構築したり運用したりしたことがないが
DNSサーバぐらいさわれなきゃいけない。
今の私のレベルだとせいぜい、nslookupコマンドでドメイン名からIPアドレスが正引き/逆引きできるのか確認する程度か。
(引用:知らぬがDNSより)

ちょっと前だとこんな感じ。
機会がおとずれないとなかなかさわらない。

マスタ/スレーブサーバを実現するのに途中つまってしまったが
同僚に借りた以下の本が大変役立ったので紹介。

BIND9によるDNSサーバ構築
川原 龍人 伊藤 宏通 野津 新
技術評論社 (2006/11/09)
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ネットで調べればDNSやBIND9の情報は転がっているが
この本はかゆいところに手が届くDNS初心者本。
ネットで調べるより効率よく情報がまとまっている。

これ一冊で今回やりたいことがすべてできたし
疑問点も解決したので結構いい本だと思う。
ただ、人によっては一日で読めてしまうかもしれない。
本格的にDNSを運用するならオライリーのバッタ本が必須か。

DNS&BIND(第4版)
DNS&BIND(第4版)
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Paul Albitz Cricket Liu 高田 広章 小島 育夫 小舘 光正 ポール アルビッツ クリケット リュウ
オライリー・ジャパン (2002/02/26)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 DNSの本ならこれ一冊でOK!
5 ご存知バッタ本
4 アマチュア(日曜サーバ管理者)には難しいかも・・・

最新版が職場に置いてあるといいんだけどなあ。
この機会にちゃんとDNSの勉強しておかないと。

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人間思いがけない目にあったときどうすればいいのだろうか。

不健康になった時期にそんな話をしていた。
すると友達がその言葉に答えをくれた。

 「事実をうけとめるしかないです。」

そのとおり。
いわれて気がつくわかっちゃいるけどわからないセリフ。
結局のところ一度そういった事態になったのであれば
現状を自分なりにうけとめるしかない。
どうしようもないときはどうしようもない。
あがいても仕方がないのでこういうときは素直になるしかないのだ。

あれから一ヶ月。

気がつけば蒸し暑い日々も過ぎ去り
部屋の窓をあければ涼しい風が吹く季節になっていた。
それとともにに私の体調もほぼ回復。
何度か仮出社を経て今日ようやく定時まで働くことができた。
9月の残りはそれができればもう自分のなかでOKだ。
よくやった自分。
大げさにそれでいいや。

これからは何かもお休みにしていたことを
少しずつ復活していく予定だ。
もちろんこのブログも。

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100/Fullなのか100/Halfなのかはっきりしたらどうなんだ。

今日はイーサネットのオートネゴシエーションの話。
つなげてみたらパケットエラーが多発するので何事かと思ったら
スイッチなんかで設定されるAutoNegotiationの設定不備やミスマッチ
という話の多いこと多いこと。

前職の保守時代からずっとそうなのだが
いっこうにこの問題が世の中から消えさえることはない。
ところどころで必ずといっていいほどこの現象にあう。
便利なはずのAutoの設定がときには障害という弊害になるのだ。
相性やバグという例外を除けば
設定する人のミスかあるいは機器情報の認識漏れが原因である。

発生環境は社内環境のとあるスイッチから
データセンタに設置されたサーバまで様々だが
このAuto設定のミスマッチはSEが見逃しやすい現象である。

注意すべきはベンダ-ユーザ間の境界エリア。
新規機器を導入した際に対向の機器がユーザ側用意で
その申告にあわせて設定するというパターン。

このとき、ルータなりサーバなりスイッチなりなんでもいいが
LANポートの設定をAuto-Autoで接続すれば特に問題ない。
基本的にはこれでOKだ。
ところが、片方がAutoで対向が固定というパターンの場合がある。
このとき、リンクはアップするしパケットも通過するが
気がつかない障害が発生していることになる。
例えばサイズの大きいパケットなんかを送ったときがそうである。
そのとき初めて通信の遅延に気がつき障害判明となる。

こうならないようにあらかじめ作業時に
接続ポートのエラーカウントに注意する必要がある。
そうすればあらかじめ障害をおさえることが可能だ。

ただ、対向の機器を見ることができない場合は
設定変更によってある程度の予測を立てる必要がでてくる。

例としてこちらがAutoの設定をしたリンクアップ後に
100/Fullの設定に落ち着かずに100/Halfになる場合。
この場合は対向の機器が間違いなく100/Fullで固定になっている。
こういったことは知識として知っておかないと
実際に現象に出くわした際に苦労することになるがこれも経験か。
できれば対応表一覧を頭に叩き込んでおくといいだろう。
参考:オートネゴシエーションの接続インタフェース

ネットワーク管理者というお仕事さんの
Auto-Negotiation(オートネゴシエーション)の問題 〜対策編より
オートネゴのミスマッチの可能性の注意と
設定変更の煩雑さとの折り合いから

データセンターの様に機器が特定し易く、安定性を要求する環境
 →固定設定

一般の会社のように多数の端末が存在し、頻繁に移動するような環境
 →Auto-Negotiation

という風に、環境に応じ方針を分けるのが現実的だと考えます。
のように提示している。

また、システム管理コラム集
まだAuto-negotiation設定にしてますか?だと

通常はauto-negotiationに設定しておけばとりあえず安心と思うわけです。しかしauto-negotiaionは万能ではない点注意が必要です。ネゴシエーション誤認識は頻繁に発生する可能性があると思っておいたほうがよいです。
とも。
あと、このblogで知ったのですが
PCのエラーカウントの確認方法もある。
参考:WindowsでAutoNegoが誤認識しているかの判別方法


私の場合であれば環境にあわせて
その都度設定変更している記憶がある。
それだと設定がバラバラになりがちなので記録はするが
できるだけこのオートネゴシエーションの設定は統一したいものである。

他のblogを参考にさせていただいてわかるように
ネットワークの仕事やってると定番の現象なんですねえ。
なくなりそうでなくならい問題なんだよなあ。
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普段どんなサイトを見ていますかと友達に聞かれた。

もちろん趣味のページのことではなく
IT関係にまつわる情報をどういったサイトから取得しているのか?
という意味で聞かれた。

その質問を受けて考えてみると
最近巡回するサイトが減っていることに気がついた。
今ならスラッシュドットぐらいしか見ていないかもしれない。
セキュリティホール memoもあまり見なくなったなあ。

ちょっと前ならこういったITジャンルのサイトをぐるぐると巡回したり
メーリングリストに登録したIT記事のリンクを飛び回ったりしていた。
ところが、言われて気がついたのが
業界人のくせにあまりIT情報をチェックしていないという状況。
今だと普通のニュース記事で満足してしまってる感がある。

このまま最新の情報の取得を怠ると
知らぬ間についていけなくなるからこれではいけない。
政治家風に危機感を持って国民の期待に答えるといかねば。

Linux情報も最近目にしていない。
kernelのバージョンも気にならない。
PC情報から少し離れると企業の勢力図の変化にも疎くなってしまう。
冷静に分析するとちょっと心構えがなっていない。
情報を検索取得するアンテナがにぶってるぞ。

それもこれも普段業務で新技術の製品を目にしなくなったからなのかも。
身近じゃないものは別にいいやって
決め付けちゃあダメなんだけどね。

そこで、久々に自宅でメーリングリストや過去の巡回サイトを見る。
ためになるなと思いつつも
仕事の合間に気晴らしに読むのが一番いいんだよなーと
いう考えに落ち着く。

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情報処理試験の変更が本家IPAでついに公表された。

前回記事の初級シスアドがなくなる日よりいく時が経ち
WGでの案をIPAが検討。
その結果をPDFで公開。
早速、読んでみたがなかなか興味深い内容がちらほら。

以下ざっと箇条書き。
参考:「情報処理技術者試験 新試験制度の手引(案)」(注:PDF

・CBT試験の導入は検討の段階から実施へと変化
・シスアナ+上級シスアドの統合
・テクニカルエンジニア(セキュリティ)+セキュアドの統合
・一番下位の試験はレベル1試験。最上位がレベル4
・レベル1試験の別名はエントリ試験(サブ:ITパスポート試験
・エントリ試験の試験時間は3時間弱(165分)の選択式100問
・高度試験の午前試験の免除を拡大
・気になるネットワーク試験はレベル4でかっこよく
 ネットワークプロフェッショナル試験と改名
・ネットワークプロフェッショナル試験は年1回の秋のみ
・レベル4試験の認定は試験合格+業務経験
・レベル4試験の試験時間がえぐい
 例:ネットワークプロフェッショナル試験の場合
 午前1:9:30〜10:20(50分) 選択式:30問
  30分休憩
 午前2:10:50〜11:30(40分) 選択式:25問
    60分休憩
 午後1:12:30〜14:00(90分)  記述式:3問中2問選択
  30分休憩
 午後2:14:30〜16:30(120分) 論述式:2問中1問選択
・平成20年にまずはエントリー試験の導入(ペーパーのみ)
 →CBT(民間委託?)導入は平成21年から
・平成21年春以降は順次導入を検討

初級シスアドは発展的解消という名目のもと
やっぱりその名はなくなるようだ。
よそおい新たに試験名を変更して
その内容も時代にあわせて変えるということか。

ネットワークスペシャリスト試験が
テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験という名に変化したときと違い
大幅に試験内容が変更されるであろうと私は予測している。
この感じだと午前問題は過去問が通用しなくなるかもね。

この公表の影響により受験者数に変化が出ないか気になるところ。
試験改変を踏まえて受験しないのか今のうちに受験するのか。
また、試験が変わろうがどうなろうが受験者は増えそうにないのか。

情報処理試験がどこまで実務よりになるのかが
個人的には楽しみだったりする。
それとも試験はあくまで試験かなあ。

今後の展開が気になります。

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なんか必要以上に弱っているんじゃないかと友達から忠告を受ける。

運動していないので増えてもおかしくないマイ体重が
極端に減っていたことにまず驚く。
筋肉とか栄養とか必要なところが
削られての結果だろうから素直によろこべない。
どうせならビリーでやせればいいのに。

陽気に現状を周囲に伝えることはできるし
思考がマイナスの矢印を向いていないのだが
事実として体が弱っていることに変わりなし。
今まであびたことのない不健康の連鎖は乗り越えたのだが
さすがに弱り目に祟り目。
即、元気よくがんばろう!とはいかないもんだ。

どうにもこうにも9月は耐えなければいけない時期のようだ。
友達からいっそのこと休みを利用して一人旅でもいっちゃえよと
不謹慎な忠告もついでに頂くが、
そうもいかいのでおとなしく自宅待機が現実的か。
ちゃんと寝よ。

とまあ、つらつらーと何書いてもネガティブな文章になるので
この辺りの話は今日で終わり。
ちょっとだけ元気だしていこう!とはなったかな。

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雨ふろうが台風がこようがなんだっていうんだ。

今何時なのか日が昇っているのか
いつ寝るのか外は暑いのか涼しくなってきたのか。
全然意識することのない生活をおくっている。
今日が何月何日で何曜日なのかもさえどうでもいい。
真性のひきこもり状態だ。

さてとときりだすわけでもなく怠惰な日々をおくっている。
食生活も安定しなくなってきたので
結局自炊生活が一番いいなと改めて思う。

寝てばっかりの生活が続く。
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今年は資格試験を一度も受験していない。

よって、何も資格は取得していない。
去年はCCNPにネットワーク試験を取得した。
内容どうこう以上に年度始めにたてた目標にむかって
突っ走って達成することができたのは大きい。
とても収穫のある一年だった。

今年はどうか。
年度始めにたてた目標は英語とCCIEだった。
どちらもコツコツするところからはじめようとして半年。
定期的に試験を受けたわけではないためか
途中からどちらもだれてしまった。

英語の勉強法はとくにここでは公開していないが
英語の基礎本を一冊かって丸々暗記する勉強と
通勤時間や休み時間を利用してiPodでリスニングをしていた。
とぎらさないことを目標にしていたが7月にさしかかったときに
パッタリとやめてしまった。
そこからなかなか戻れていない。

CCIEの勉強も6月までがピークだった。
まあ、このあたりから調子がどんどん悪くなり
何かをしようとしてもどうしようもない状態が続いた。
イイワケできない一年といったわりには
言い訳できる話の材料を
今年はたくさんそろえてしまったといったところ。

このままだと今年は何もしない一年となりそうだが
さすがにそうもいかないので
来年につながる何かをしなければならない。
となると、止まってしまった勉強習慣を
今一度復活させなければいけないな。

まあ、その前に体調改善が先か。
考える時間はいくらでもある今このときを利用して
じっくり今後のことでも考えますか。

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変化の激しいIT業界で生きている。

世にはこびる技術はころころ変わり
新しい言葉もたくさん世に放たれる。
必要な技術は使いこなさなければいけないと
廃れる技術を尻目に新しいことをおぼえるというサイクル。

正直きりがない。
終わりがない。
だから、死ぬまで勉強なんて言ったりもする。

ただ、どうしても経験と知恵というものもあって
身を流れにまかせなければいけないこともある。
自分がどれだけがんばろうとしても
変化に呑まれてしまうこともあるからだ。
今年はそんな場面にたくさん遭遇した。

あれもこれもが難しいのは感じていた。
それでもあらがって生きてきた。

ところが、立ち止まる時間が望んでもいないのにふってきた。

今、不健康にむしばまれている。
体調不良の日々をおくってしまうはめになったことで
受けとめなければいけない現実ってやつに直面している。

走り続けることをやめるとこの業界では
生きていけないってホントかね。
事実かね。
真実かね。
そんな走ってかないとやってくのは難しいもんなのかね
という否定論は確かにあまり聞こえてこない。
おしよせるはぐるぐると勢いよく回転するこの業界。
あせる要素はそろっている。

ただ、あせるな自分という言葉を使うことはなくなった。
もうあせるなんてことはない。
そんな燃費の悪いガソリンで動くわけじゃないよ俺は。
そこは乗り切った。
ただ、何積んで動こうかねと考える以前に
そもそも動けなくなってしまったのが今なわけだ。

業界がどうなろうが関係ない。
技術がどうなろうが関係ない。
仕事がどうなろうか関係ない。
動けないやつには関係ない。

わかったことはひとつだけ。
体こわしたらなんにもできない。

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